年賀はがきを使う場合、用紙の種類とインクの相性が出来上がりを大きく左右します。写真年賀状を考えている場合には、特に注意が必要です。プリンター本来の性能を発揮するためには、目的に合った用紙を選ぶことがもっとも重要なポイントになります。
年賀はがきには、普通紙とインクジェット紙、写真用年賀はがきの3種類があります。年賀状印刷にプリンターを使用する場合には、インクジェット紙を選ぶのが基本です。
用紙を選ばない顔料タイプに対し、染料タイプは用紙との相性で仕上がりた大きく異なります。染料タイプで写真年賀状を印刷するときには、必ず写真用年賀はがきを選ぶようにしましょう。フルカラー顔料系プリンターは、写真用年賀はがきで印刷するには適していないため注意が必要です。
プリンター選びにも注意が必要
年賀状の印刷コストを下げるためには、互換インクを使うのが効果的です。互換品の使用を視野に入れている場合は、プリンター選びにも注意する必要が出てきます。
プリンターの中には、ヘッド一体型のインクを使用するものがあります。ヘッド一体型は、ヘッドごと交換するため劣化の心配がなく、目詰まりが少ないことがメリットです。ただし、互換品が手に入りづらく、互換品がなければリサイクルカートリッジを使うしかないため、割高になる傾向があります。ひとつの色がなくなるとカートリッジごと取り換える必要があることや、カートリッジ代が高めであることを考えると、ランニングコストを抑えるためにはヘッド一体型よりも独立型を採用しているものを選ぶのがよさそうです。
安くきれいに印刷するコツ
普段プリンターをほとんど使わない場合には、電源を入れて、正常に作動するかどうか確認しておきましょう。印刷途中のインク切れを避けるためには、残量をチェックしておくことも大切です。
年賀状をきれいに印刷するためには、インクの質にもこだわる必要があります。
現在では用紙タイプを選ばず、耐紫外線性能を発揮するよう開発された抗UVタイプなど、高機能なプリンターインクが販売されています。互換品の中にも高機能タイプが登場しているので、コストを抑えたい場合には、互換品を使うことも検討してみましょう。
年賀状は受け取った方が長く保存しておくことも多いものです。特に写真年賀状などは、印刷直後の色合いを長く保てるよう、抗UVタイプのインクを使うこともおすすめです。