家庭用プリンターを購入する場合、価格重視で選ぶ人は多いでしょう。大量に印刷するときはもちろん、年賀状のときだけ使う場合でも、インク代は気になるところです。安いプリンターを買っても消耗品が高ければ、印刷コストは高くついてしまいます。プリンターを購入する場合には、ランニングコストについても考えておく必要があります。
インク代を節約する方法は、主に印刷設定を調節する方法と安いインクを使う方法の2つです。印刷設定を調節する場合は、印刷速度を上げたり色を薄くすることで、使う量を減らします。印刷のクオリティが下がるため、写真や年賀状など鮮明さが求められるものには適していません。印刷物の質を維持するには、コスパのよいインクを使う方法がおすすめです。
安いインクを使うメリット
プリンターを使って印刷するときには、一般的に使用機種と同じメーカーから出されているインクを使用します。このような純正品を安く買うのもひとつの方法ですが、大幅な割引は期待しづらいのが現実です。激安価格を求めるなら、メーカー純正品以外のインクを使うことも検討してみましょう。互換品は純正品の半額以下で売られていることも多く、ランニングコストを大幅に下げることが可能になります。
格安インクは、使用した場合の印刷物のクオリティが純正品と遜色のないものも少なくありません。値段が安くても品質のよいものであれば、鮮明さが求められるシーンでも十分使えます。コストを気にせず印刷できることもメリットです。
ただし、格安製品は品質がさまざまである点は理解しておく必要があります。印刷物の見栄えが劣る場合もあるので注意が必要です。
プリンターのメンテナンスも重要
印刷物の鮮明さは、プリンターの状態によっても異なってきます。プリントアウトしたものがかすれていたり、色がおかしいときは、プリンターヘッドが目詰まりしている可能性が高いです。
目詰まりが軽度のときは、ヘッドクリーニングで直ることが多いす。プリンターを長期間使わずに放置したときや、内部にホコリが入り込んだ場合には、ヘッド交換が必要なケースも出てきます。目詰まりを未然に防ぐためには、定期的にヘッドクリーニングを行うことがおすすめです。ヘッドクリーニングの際にはインクを大量に消費しますが、安い互換品なら費用を気にせずクリーニングできるため、結果的にプリンターの寿命をのばすことにもつながります。